【アパタイト】母撮〜堕ちていく母の映像記録【d_060040】

『ん、ちゅ……いいのよ……ちゅっ……洋希は、そのままジッとして……ちゅる、ちゅるる、ちゅ……』 ……この時の俺は、酒のせいもあって碌に頭が回らなかった。 本当は、息子として母さんを窘めるべきだったのに。 後先を考えず、ただ快楽だけを感じている内に、だんだんと意識が朦朧としていって――。 実の母親だとか、息子だとか、どうでもいいとさえ思ってしまっていた。 そのまま俺は母さんの奉仕を味わい続け、やがて――母さんの口内に、射精した。 それが数日前のこと。 どことなく引きずっていた気まずさも今では消え、元通りの何でもない日常が戻ってきたと……そう思っていた。 ――この日までは。 ――俺宛てに、茶封筒が届いた。 消印は見当たらず、そもそも住所などの記載もない。 ただ『小篠洋希へ』という宛名だけが書かれていた。 軽く振ってみると、カタカタとプラスチックケースのような音。 まさか爆弾とかじゃないだろうけれど……。 「……開けてみるか」 中から出てきたのは、2枚の‘DVD’と……四つ折りにされた紙。 紙には、まるで定規で引いたような筆跡で――。 『大好きなお母さんのヒミツだ。今すぐ見るように』 とだけ書かれていた。 今すぐ見ろというそのDVDには‘1’と‘2’の数字。 あまりに説明不足で、何とも言えない気味の悪さ。 「もし悪質な悪戯だったら、通報したほうがいいのかな……」 そう思いつつ‘1’と銘打ってあるDVDを再生する。 「い、いや……ちょっと待てよ……何だよこれ……?」 ディスプレイを食い入るように眺める。 そこに収められていた映像は、予想外だった。 これは、間違いなくあの日の――

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