【アパタイト】淫辱の籠 〜目の前で、汚され、堕ちていく貴女を俺は守れない〜【d_063520】

「ひぐッ……! もういやぁぁ……! た、たすけてよぉ……」 先輩の悲鳴が、ひどく遠く聞こえる。助けないといけないのに、もう、立ち上がることもできない。 「ゆ、雪先輩……! クソ、なんでこんな事に……」 先輩は精一杯抵抗しているけれど、蕩けて開いた割れ目は絶頂たがっていて。 そこをえぐられ、かき回されている。 乳首をこね回されて、喘ぎ声と共にふるえて。 「辛い思いをしたくなければ、素直になれ」 「イ、イかされる……ッ! 吉田くんの前でこんな人たちに、私……ッ!」 一際大きな悲鳴を上げて、達してしまった。 ――見知らぬ男共の指で。 何一つできない、俺が、見ている前で… 何も出来なかった悔しさと怒りが胸の中で渦巻いて、目の前がぼやけた。 ――――――ある日、サークルあてに送られてきた一通の手紙 『ここに記載されている地には、人知れず続けられている謎の風習がある』 その一文と聞いた事のない地名に惹かれた。 だが同時に、どうしたものかと悩んでいた。 そうしたら、同じ手紙を見ていた先輩が声を掛けてくれた。 「一緒に行きましょう」 その一言が嬉しかった。優しい口調。 柔らかな笑顔。 自分でも現金だなと思うけれど、恋心ってこんなもんだよな。 ――――これからどうなってしまうのだろう。 憧れの先輩と一緒だなんて、浮ついた気分で出発したのがいけなかったのか。 二人で逃げ出すこともできない。小さな嗚咽が、そんな俺を責め立てるように響いている。 「うう……。ぐす、ひぐ……ッ! う、くぅぅ……」 どうしたら泣き止んでくれるんだろうか。 ――――考えようとしても、頭がぼんやりする。 いつの間にか噛み締めていた唇から、血の味がした。

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